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◆骨董コラム◆江戸時代の浮世絵師 葛飾北斎

~若手に負けてもとことん描き続ける男~

葛飾北斎

20歳でデビュー以来、西洋画を学んだり、巨大絵を描くなど常に画法とテーマを研究し続けた葛飾北斎は、天保元年(1830)、7歳の時に『冨嶽三十六景』の刊行を始めました。美人画と役者絵が主流だった錦絵に、風景画という新ジャンルを確立した名作です。

 

5歳も年下の若手絵師、歌川広重が天保4年(1833)から『東海道五拾三次之内』の刊行を開始すると、たちまち人気を奪われました。日本中にファンがいた北斎は肉筆画を中心に、第一線で描き続けた。「76歳の頃から、北斎は『百人一首うばがゑとき』という版画を依頼されたものの、売れなくて27枚で打ち切られました。しかし、残り約70枚弱の下絵は残っているとされています。葛飾北斎は諦めずに全部描いたのです。死の直前、あと5年長生きすれば真正の画工になれるのに、と言ったとされる北斎。画狂人生を貫いたと言われています。


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